2007年 02月 06日
[詩] パーティーがはねて |
そしてパーティーが
あたたかな風とともに
つぎの報せを運んできます
わたしは
とてもうつくしいことを
かんがえていたので
髪を乱して ブラウスの
ボタンをかけ違えていました
川べりの土手で あなたと
親しい事をしたときも
そっと草にふれると
お茶は赤く濁りました (ほんとうは、
いけないのでしょう こんな日に
魚を食べては
わたしは子を授かるために
生まれたわけでは
ないのですから ほそい紐を
両の手にからませて
あなたと
たわむれあって
しろい器がふたつ
いとおしむように割れました
糸がちぎれたカーテンと
すこしだけ残った
泡立つ飲みものを
飲み干して
きょうはとても
やわらかな夜です
by stcl
| 2007-02-06 09:29
| 詩/collaboration