2007年 12月 06日
"wall,poem,ink" poetry reading + ink drawing LIVE |
もう5年ほど前のことになるけど、書家の方といっしょにライヴイべントをやる機会があった。写真はそのときのチラシ。集まった観客を前に、わたしが詩を朗読し、書家が壁に墨で描く、それをお見せした。
これを行うに当たっては、いろんな方々からのご協力があり、ご厚意があった。まず、私設ギャラリーの一室を快く貸してくださった、グラフィックデザイナーの石原英徳さん(石原さんの有名な仕事には「公文式」や「MATSUYA GINZA」のロゴ等があります)。そのギャラリーでのご自分の個展のオープニングパーティーという場を与えてくださり、演出等のアドヴァイス、ビデオ撮影まで引き受けてくださった、写真家のツジキミユキさん。さらにはそうした人脈を結びつけてくださったアートmixかまくらの若江久子さん、そして「相方」である書家の萌春留加さん…。今思い返してもさまざまの糸が偶然か必然かで絡み合って、ひとつの事が成し遂げられた、という感じだ。
会場の一室は、三方を壁に囲まれたやや細長い8畳ほどの部屋。壁面をすべて白く塗り、われわれも白い服を着て、「墨」が冴えるようにした。朗読も、単調になってはいけないので、ときおりBGMを流したり、移動して読んだり、あらかじめ録音したものを流したり、即興で読んだり…等々、いろいろな試みがあり、たいへん勉強にもなった。唯一心残りなのが、じぶんの書いた詩じたいに冴えがなかったこと。人から指摘されたわけではないが、詩の出来不出来はじぶんがいちばんよく知っている。
というわけでいつかリヴェンジをしてみたいと思っている。ほんとうに力のある詩で。
by stcl
| 2007-12-06 18:01
| 詩/collaboration