2010年 04月 06日
もっと自由に |
上の楽器、ファゴット(バスーン)。わたしはこの楽器を中学生のときに2年ばかり吹いていた。オーボエも含め、ダブルリードの楽器というものは結構難物で、とても苦労した覚えがある。「演奏する」というより、「楽器に振り回されていた」と思う。とにかくまず、「鳴らすこと」に懸命だった。わたしはフルート以外の木管楽器をすべて吹いたことがあるが、他の楽器でも同様だった。
そのせいか、中学から大学まで吹奏楽部にいたにもかかわらず、ほんとうに「楽しい」と思ってプレイをしてきたことはあまりないような気がする。もちろんソロを上手く吹けるとうれしいし、アンサンブルの呼吸やハーモニーが決まったときの快感は知っているつもりだ。だが、「しかし」という気持ちは残った。これは吹奏楽という縛りの強い(?)編成に拠るところも大きいが、その話は長くなるので今回はやめておく。
でも聴いてみてください!ある日動画で見つけたこの二人の演奏!察するにフランスかどこかの音大生の演奏だろうか。もちろん技術を伴わなくてはここまでのプレイはできないが、とにかく自由で、とにかく楽しそう!わたしも一度でいいから、こんなふうに楽器を操り、こんなふうに音楽してみたい!下のなんかはギャグも入ってたりして。
余談になるが、今でもわたしがよく見る夢。舞台袖にいて、さあこれから出番だ、というときに、オーボエのリードを歯に当てて壊してしまう、という内容。もう見たくないよ~。
by stcl
| 2010-04-06 14:51