2012年 08月 13日
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なぜ、いわゆるオヤジ世代(わたしから見て)は、長渕剛の『乾杯』や、井上陽水の『少年時代』があんなにも好きなのだろうな。
どちらもかなりキワモノというか、ひねくれた歌で、そんなに万人が受け入れるはずはないと思うのだが、人気というか需要は根強いなぁ。特に前者は結婚式、後者はカラオケで。
長渕のは(オリジナルヴァージョン)、一見友人を祝福するように見える歌詞は、限りなく二人称と一人称が近いために結局は「自分を鼓舞する歌」にしか聞こえないし(そこがいいのだが)、陽水はもちろんあの作詞姿勢からしていかにもノスタルジーをそそるような言葉を並べている歌詞なのだが(もちろんそこがいいのだが)、そうした世界にあまりにイノセントに没入している人たちを見るにつけちょっと怖くなるのはわたしだけか?(続く)
by stcl
| 2012-08-13 22:29