2014年 04月 06日
ヒイラギの海 |
商業的にはゴミ扱いされるヒイラギ。大型の魚の腹から、シコイワシと並んでよく出てくる小魚である。ぬめり
をもち、網に引っかかると始末が悪いらしい。
初めて買って食べたのは、鎌倉の御成商店街にかつてあった干物屋であった。身の薄さの割りにふっくらしてうまい。郷里(石巻)では見たことがなかったのは地理的な理由か、やはり外道扱いだったためか。
値段もつかないような魚だが、南蛮漬けなどにすると誰もがうまいという。マグロやキンメだけが魚じゃないよ、食物連鎖のピラミッドのてっぺんだけ食べるのはやはり不自然。ヒイラギ、いよよ食はるるべし。
by stcl
| 2014-04-06 23:57
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