2007年 05月 25日
なぜかヒンデミット |
更新が遅れまして失礼しました。このところ心身ともに不調で、視力も低下。モニタを見るのが辛くて、ちょっとお休みしていました。きょうは雨のせいか少し気分も落ち着き、眼もよく見えます。
最近わたしの頭の中で鳴り響いている音楽は、なぜかヒンデミット、『ウェーバーの主題による交響的変容』。うつな気分にしっくりくるせいか、とくに三楽章のアンダンティーノが聞きたくなる。中間部の「ざわめき」からは、わたしは植物の繁茂する印象を受ける。なかでも頭で繰り返し歌っているのが、終盤部のフルートによる長大なカデンツァ。わたしは木管のなかでフルートだけが吹けないのだけど、きっとフルート奏者なら一度は吹いてみたいソロだろう。gyuさん、yukiyukiさん、いかがですか。吹いた経験はおありですか?
この曲は高校時代聞いて以来とても好きな曲で、CDを4枚も持っている。ジョージ・セル/クリーヴランド、サバリッシュ/フィラデルフィア、スウィットナー/ドレスデン国立歌劇場、そしてよく聴くのがカール・アントン・リッケンバッカー/バンベルク響。
でも、わたしだけかな。クラシックの曲というのは大概、最初に聞いた演奏が忘れられないもので、どうしてもそれを基準に聴いてしまう。わたしにとっての無伴奏チェロソナタはカザルスだし、ベートーヴェンの六番はやっぱりカール・ベームのウィーンフィルだ。そしてこのヒンデミットの場合は、当時アナログ盤で聴いた、オーマンディー/フィラデルフィアである。今はもう売ってないのかな。
by stcl
| 2007-05-25 23:37
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