2007年 12月 25日
[詩] 野に子どもたちがあふれ (エスキス) |

あなたとは すこしだけ
男女のことをしました
愛の話をして
おなじものを壊して
それから奥のほうで
蜜をさがしました
はじめから
こうしていればよかったと言って
冬のあいだは
歩く練習をしていました
コルクの匂いを
嗅いでいたのです
逆巻く波に揺られ
たくさんのものが
ここに流れつきました
どこか似ているけれど
すこしずつちがうもの
やがて
けものの匂いを帯び
野に子どもたちがあふれ
すべての草を踏み
実を喰らって
わたしと
あなたとのしたことが
もういちど
くりかえされるまで
北鎌倉、台山の湿地。

今日はクリスマス。メリー・クリスマス。

■
[PR]
by stcl
| 2007-12-25 12:42
| 詩/collaboration
|
Comments(6)
どこか似ているけれど
すこしずつちがうもの
というところが特に好きです。
それになんてすてきな写真。
目だけでは足りないです。
メリークリスマス。
すこしずつちがうもの
というところが特に好きです。
それになんてすてきな写真。
目だけでは足りないです。
メリークリスマス。
この写真にすっかり心を奪われました。
ただただ、美しいです。
ただただ、美しいです。
リカさんへ。ありがとうございます。リカさんみたいなプロはだしの方にほめていただいて、うれしいです。メリークリスマス。
ひろこへ。どうもありがとう。これはもう風景がくれたショットだね。

ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
鍵コメさん。ありがとうございます。こちらこそお招きありがとうございました。あと、昨日はたいへん失礼しました。身体に力が入らず、一日中眠りこけてました…。