2008年 01月 09日
「春鹿」の酒粕 |
わたしがこの時期、毎年たのしみにしているのが、奈良の蔵元「春鹿」さんの酒粕だ。研究熱心な高崎屋さんという酒屋さんが御成にあって、いつも良い酒粕を仕入れてくれるので、酒粕ファンのわたしにはとてもうれしい♪
フレッシュな酒粕、まずはそのまま食べてみる。おいしい!火鉢でさっと炙って食べてもおいしいんだな、これが。そしてやっぱり酒粕とくれば、甘酒や粕汁もいいけど、粕漬け。さっそく特売のシマアジの「あら」を仕込む。ラップで包んであるのでちょっとわかりづらいけど、↓です。
酒粕は味だけでなく、各種アミノ酸、ビタミン群を豊富に含んでおり、美容と健康にもとってもよい。江戸時代には、酒粕・甘酒が切れる季節になると、風邪になる人が増えたとか!
そしてこの酒粕をモチーフに、「雪もち」という秀逸な短編を仕立てたのが幸田文。『台所のおと』に収録、ほろりとするなかにも、するどい匕首をしのばせた物語です。
by stcl
| 2008-01-09 18:58
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